欧州株は休暇短縮週明けに下落

欧州株は休暇短縮週明けに下落


スルティ・シャンカール著

[ロイター] – トレーダーらは金利の行方やドナルド・トランプ大統領の下での米国の政策変更の可能性に関する手掛かりを求めて経済指標に注目し、金曜日の休暇短縮週の終わりに欧州株は下落した。

汎欧州STOXX600指数は0922GMT時点で0.2%下落した。しかし、トレーダーらが年末年始休暇から戻り、取引活動が薄かった週には0.7%上昇する見通しだ。

スイス株は2025年の最初の取引で0.2%上昇した。ドイツのDAXは0.3%下落し、フランスのCAC40は0.6%下落した。

中国政府当局者が企業投資や消費者喚起策を促進するため、2025年に超長期国債による資金調達を大幅に増やすと発表した後でも、鉱業、高級株、自動車メーカーなど中国にエクスポージャーのあるセクターは圧力にさらされている。

投資家は1月20日のトランプ大統領就任式を前に、中国経済と迫りくる米国との貿易戦争を懸念している。

米国株式市場は、人工知能と連邦準備理事会の利下げをめぐる楽観的な見方に支えられ、2024年に好調な推移を記録した。

STOXX600指数も昨年過去最高値を記録したが、欧州経済の減速やドイツとフランスの政治的混乱への懸念で上昇幅は限られた。

マネー・市場部門責任者のスザンナ・ストリーター氏は、「2024年の米国株にとって非常に素晴らしい年であることを考えると、金融政策を巡る不確実性の中で、特にホワイトハウスからの予測不可能な変更が予想される中、若干の警戒感が強まったのは驚くべきことではない」と述べた。ハーグリーブス・ランズダウン。

トレーダーらは米国の製造業活動統計のほか、その日遅くに発表されるFRBと欧州中央銀行当局者の講演を待っている。

ECB政策委員ヤニス・ストゥルナラス氏は木曜日、ECBの主要金利は秋までに2%に引き下げられるとの見通しを示した。これは今年さらに100ベーシスポイントの緩和を行うことを意味し、トレーダーらの予想とほぼ一致した。

連邦労働庁の統計によると、ドイツの12月の失業者数の増加は予想よりも少なかった。

株式銘柄では、西アフリカに本拠を置く同社がガーナ事業に対する3億2000万ドルの税金を免除されたことを受け、タロー・オイルが12%上昇した。

ルクセンブルクに本拠を置く鉄鋼グループのアルセロール・ミタルは、ジョー・バイデン米大統領が新日鉄によるUSスチール買収提案を正式に阻止することを決定したとの報道を受け、3.6%下落した。

(バンガロールにてスルティ・シャンカールによる報告;ムリガンク・ダニワラとシルピ・マジュムダルによる編集)



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