[ロイター] – 投資家が金利経路に関する洞察を求めて連邦準備理事会(FRB)の前回会合の議事録の発表を待っていたため、水曜日の株価指数先物は下落したが、米国がグーグルの分割を検討していると発表したことを受けてアルファベットは下落した。
米司法省がグーグルに対し、インターネットブラウザ「クローム」や基本ソフト「アンドロイド」など事業の一部を売却するよう裁判官に求める可能性があると発表したことを受け、アルファベットの株価は市場前取引で1.4%下落した。
東部時間午前5時20分の時点で、ダウEミニは66ポイント(0.16%)下落し、S&P 500 Eミニは8.75ポイント(0.15%)下落し、ナスダック100 Eミニは40.25ポイント(0.20%)下落した。
米国債利回りの低下を受けてハイテク株が上昇を主導し、月曜日の下落から回復して火曜日の指数は値を上げて取引を終えた。
投資家が利下げ予想を再評価し、主に主要なインフレデータと第3四半期の企業決算シーズンの開始など、確固たる方向性を示す新たなきっかけを待っているため、今週の取引は不安定だった。
政策当局者らが50ベーシスポイントの利下げで政策緩和を開始した9月のFRB会合の議事録は、この日後半に公開される予定だ。
「FRB議事要旨の内容によって追加利下げの予想が変わるはずはない。FRBは依然として米国のインフレ鈍化に追いつこうと奮闘しており、利下げ開始が遅かったが、緩和ペースに関する期待は議事録によって決まるかもしれない。 」とUBSグローバル・ウェルス・マネジメントのチーフエコノミスト、ポール・ドノバン氏は述べた。
フィリップ・ジェファーソン氏、トーマス・バーキン氏、ラファエル・ボスティック氏、メアリー・デーリー氏を含む多くのFRB当局者による解説もこの日を通して予定されている。
CMEフェドウォッチのツールによると、投資家は圧倒的に11月のFOMCで25ベーシスポイントの利下げを織り込んでおり、一部の投資家は現在、中銀が金利を据え置く可能性がわずかにあると見ている。
先週、力強い雇用統計が発表されるまで、市場は11月に50ベーシスポイントの大幅な利下げを実施する方向に傾いていた。
一方、アルカジウム・リチウムの株価は、リオ・ティントがこの鉱山労働者を67億ドルで買収すると発表した後、31.3%急騰した。リオ・ティントの米国上場株は1.2%下落した。
投資家が中国が新たな景気刺激策を発表するかどうか疑問を抱き続けるなか、国内株の下落に追随し、中国企業の米国上場株は2日続落した。
アリババグループは3%下落、PDDホールディングスは3.6%下落、京東商城は4.2%下落した。
投資家はカテゴリー5のハリケーン・ミルトンの影響や中東での紛争激化にも注目していた。
(バンガロールにてリサ・マタッカルによる報告、プージャ・デサイによる編集)
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