（ロイター） – 米資産運用会社アポロ・グローバル・マネジメントがインテルに最大50億ドルの投資を提案したとブルームバーグ・ニュースが日曜に報じた。

同報道によると、アポロはここ数日、インテルに数十億ドル規模の株式投資を行う意向を示しているという。

このニュースは、かつては世界で最も価値の高い半導体メーカーだったものの、今年初めから株価が60％近く下落しているインテルにとって、株価が弱体化する時期に発表された。

ブルームバーグは、インテルの幹部らがアポロの提案を検討していると報じたが、取引に関する協議は初期段階にあり、まだ確定していないと付け加えた。

ブルームバーグは、インテルへの潜在的投資規模は変わる可能性があり、取引に関する協議が失敗に終わる可能性もあると述べた。

アポロとインテルはロイターのコメント要請に直ちには応じなかった。

アポロは今年初め、アイルランドにあるインテルの新製造施設に関連する合弁事業の株式49%を110億ドルで取得すると発表した。

インテルへの投資の展開は、クアルコムが最近、経営難に陥っている半導体メーカーの買収の可能性を探るためインテルにアプローチした直後に起こった。この買収は業界に変革をもたらす可能性があるが、多くのハードルに直面している。

クアルコムのクリスティアーノ・アモン最高経営責任者（CEO）は、創業50年のインテル買収交渉に個人的に関与しており、この交渉は現在初期段階にあると、ロイター通信は金曜日、この件について説明を受けた情報筋の話として報じた。

クアルコムはこれまでも、インテルのチップ設計事業の一部を買収することを検討してきた。

（バンガロールのムリンメイ・デイ記者による報告、リサ・シュマーカー記者による編集）