トヨタの世界生産は10月に9カ月連続で減少

トヨタの世界生産は10月に9カ月連続で減少


[東京 30日 ロイター] – トヨタ自動車の10月の世界生産は、米国と中国での大幅な生産減少に引きずられて9カ月連続で減少したが、前月に比べて減少幅は緩やかだった。

世界最大の自動車メーカーである同社の世界販売台数も5カ月ぶりに増加し、1.4%増の90万3103台となり、10月としては過去最高を記録した。

トヨタは木曜日、世界生産台数が0.8%減の89万3164台だったと発表した。これに比べて9月は8%減少した。

米国での生産は、エアバッグの問題によりSUVモデル「グランド・ハイランダー」と「レクサス・TX」が4カ月間生産停止されたことが打撃となり、13%減少した。これらモデルの生産は10月21日に再開され、同自動車メーカーのインディアナ工場での生産は1月に通常に戻る予定だ。

地元ブランドとの競争が依然として激しい中国では、生産量が9%減少した。トヨタも需要低迷を受けてタイでの自動車生産を13%減らした。

トヨタの世界生産高の約3分の1を占める日本では、生産台数が8%増加し、サプライヤーの施設での事故により複数の工場で一部生産が停止した1年前の低迷から回復した。

カナダとメキシコでは、自動車メーカーの生産は両国とも2%増加した。

生産・販売台数にはトヨタの高級ブランド「レクサス」の車両が含まれるが、グループ会社の日野自動車とダイハツ工業は含まれない。

(取材:小宮貫太郎、編集:エドウィナ・ギブス)



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